車両内を一斉に消毒する福井鉄道の社員ら=3月20日、福井県越前市の越前武生駅

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、福井鉄道は3月20日未明、検査中を除く全車両20両と駅構内の大規模な消毒作業を行った。福井県内初の感染者が確認される中、社員が車両の通路床やつり革などを入念に消毒した。

 同社では新型コロナウイルスの対策として3月上旬から運行中の車両で拭き掃除をしているが、今後、学校再開などで乗客が増える可能性も見込まれるため、本格的な対策として車両の通路床や駅構内も一斉に消毒することにした。

 夜間に車両を留置する越前市の越前武生駅と、福井市の田原町駅の2駅で社員約20人が取り組んだ。

 越前武生駅では、終電が終わった後の午前0時から作業を開始。ゴーグルやゴム手袋を着用した社員が消毒液を染みこませた布巾で車両内の運賃箱やつり革、手すり、窓、駅構内の自動券売機などを拭いた。通路床には消毒液を噴霧した。

 駅構内の柱や待合室のガラスなども消毒した。

 同社の澤崎幸夫取締役鉄道部長は「最大限の予防に努め、安心安全な乗車環境をつくりたい」と話した。

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