新型コロナウイルスの検査(PCR法)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、感染を調べる「PCR検査」に必要な試薬を福井県敦賀市の東洋紡敦賀事業所が大幅に増産している。昨年末と比べて20倍の量を生産し、国内の検査機関や中国に出荷している。

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 現在主流のPCR検査は、喉を綿棒でこすって採取した粘液に試薬を混ぜ、専用の装置でウイルスを検出するもの。試薬はウイルスの遺伝子の数を増やす効果があり、PCR検査に不可欠という。

 元々、デング熱や西ナイル熱など、さまざまな感染症の検査に有効な試薬として開発された汎用(はんよう)型で、新型コロナウイルスにも有効であることから需要が高まった。

 同事業所の酵素などを製造する「敦賀バイオ工場」で生産しており、他の製造ラインを切り替えるなどして対応している。生産量は明らかにしていないが、全国の検査施設や中国の検査薬メーカーなどに出荷しているという。

 同社は現状の5倍程度の生産余力があるとして、今後の状況に合わせて、さらなる増産を検討するとしている。

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