酪農家応援プロジェクトに取り組むメンバー=3月19日、福井県福井市の県菓子工業組合事務所

 新型コロナウイルス感染症拡大防止による小中学校の臨時休校の影響で牛乳廃棄が増える中、県菓子工業組合と県洋菓子協会は3月25日から、「酪農家応援プロジェクト」を始める。協力店として県内の洋菓子店など約30店舗が名乗りを上げ、牛乳を使った新商品を作ったり子供たちへお菓子を配ったりする。

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 県洋菓子協会によると、県内の公立小学校が仕入れる牛乳パックは約4万1千個。現在は入荷を止めているが、毎日搾乳しないと牛は乳房炎という病気にかかり、死んでしまうこともあるという。こうした状況を受け「いつも新鮮な生乳をくれる酪農家のために」とプロジェクトを計画した。

 協力店は、牛乳を使った商品の値引きなど販売促進運動に取り組む。さらに、福井県産の牛乳1千リットルで商品を作り、希望する児童館に配布する。ロゴも作り、協力店の壁や商品に貼っていく予定だ。

 プロジェクトは4月7日まで行う予定で、引き続き協力店を募っている。

 協力店の一つ、五月ケ瀬(本社坂井市)はプロジェクトの一環で新商品を開発。牛乳で作った自家製カッテージチーズを生地に練り込み焼き上げた「カッテージチーズケーキ(仮称)」を25日から販売する。瀨川裕司社長は「子どもの口にも合うあっさりした味わいになった」と話している。

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