自宅でできるトレーニングを紹介している福井の選手

 新型コロナウイルスの影響で学校の休校が続く中、子どもたちに自宅でできるトレーニングを紹介しようと、福井県内の多くのスポーツ選手が会員制交流サイト(SNS)で動画配信を始めた。特別な道具がいらない手軽な方法が大半。選手たちは「終息に向かうまで、一緒に乗り越えよう」と呼び掛けている。

 福井県福井市のユティック陸上競技部は感染拡大を受け、福井運動公園などで連日行う高校生以下対象のスプリント教室を3月22日まで休止。28日の陸上記録会も中止を決めた。子どもや保護者から「練習方法を教えてほしい」と問い合わせがあり、ツイッターやフェイスブックで動画配信を始めた。

 14日公開の初回動画は、脚を大きく回して椅子の背もたれの上を通過させるトレーニング。「膝と一緒に腰も前に移動させる」とポイントを記し、鍛えられる筋肉の部位も説明している。1日1本の更新を目指す。村田和哉選手兼監督は「部活動も休止になり、みんな体がうずうずしていると思う。動画を役立てて」とした。

 多彩な筋トレ方法を伝授するのはハンドボール日本リーグの北陸電力に所属する銘苅淳(めかるあつし)選手兼コーチだ。床面に置いたタオルに片足を載せて屈伸しながら横に滑らせることで太ももを鍛えたり、水を入れたペットボトルを素早く持ち上げたり。自身のユーチューブチャンネルでは他の選手に体験してもらい「1回でも多く追い込んで」と掛け声も録音。動画に合わせ選手と汗をかくことができる。

 フットサル女子の福井丸岡RUCKも「コロナに負けるな」と題して15日から公式ツイッターなどで動画をアップ。リフティングのこつやボールを使った柔軟体操を楽しげに紹介している。高尾茜利選手は「こんな時だからこそ、いつも応援してくれる皆さんに元気を与えられるような動画を届けたい」と話した。

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