特急しらさぎの存続をJRに求めるよう福井県の杉本達治知事(右)に要望する橋本国宏会長=3月16日、福井県庁

 2023年春の北陸新幹線敦賀開業後に、福井県から米原・名古屋方面へ行き来する利便性を維持するため、有志でつくる市民団体が、JR特急しらさぎ存続を求める署名約3万6千人分を集め3月16日、JRへ存続を働きかけるよう福井県の杉本達治知事に要望した。

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 しらさぎは福井県などと中京方面を結んでおり、新幹線敦賀開業後は敦賀発着となる見通し。福井や鯖江から名古屋方面に向かう場合、新幹線や在来線で敦賀まで行き、特急に乗り換える必要があり、利便性低下が懸念されている。

 市民団体「特急『しらさぎ』号の存続を求める会」は18年12月、栗田幸雄元知事や現職県議らもメンバーとなり発足。ショッピングセンターでの街頭活動や、メンバーの人脈を活用するなどして署名を集めてきた。

 この日は同会の橋本国宏会長ら4人が県庁を訪れ、要望書を杉本知事に手渡した。杉本知事は沿線市町やJRが消極的と懸念を示しつつ「年内を目途に一歩でも二歩でも先に進めたい。沿線市町にも声を掛けていただきたい」と述べた。

 同会は今後、JR西日本と同東海にも存続を要望する。

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