若狭町役場=福井県若狭町

 福井県若狭町が2021年4月をめどに進めている明倫、熊川小学校をそれぞれ近隣校と統合する計画について、同町は住民理解が進んでいないことから、1年遅らせ22年度の統廃合を目指す考えであることが3月13日、分かった。これまでに開いた両校区の住民説明会で「準備期間が短い」などの意見が相次いでおり、町は地域の理解を図りながら進めたいとしている。

 町は小中学校の適正規模などを取りまとめた適正化計画に基づき、2019年5月から、複式学級が常態化している明倫、熊川小の統廃合の検討に着手。明倫小を三方小に、熊川小を瓜生小へそれぞれ統合する基本計画案を作成した。昨年10月から今年1月にかけ両校区で住民説明会を開いたが、住民から賛同が得られなかったとしている。

 明倫校区では町の説明会を受けて、地域づくり協議会が今年1月、全258戸対象にアンケートを実施。統廃合に賛成が20%で、反対は17%、スクールバス運行や準備期間延長など「条件付き賛成」が47%、無回答が16%となった。同協議会の会長(68)は「住民が何を不安視しているのか、しっかり意見を吸い上げてほしい」と話す。熊川校区でも町が近くアンケートを行う予定。

 中村正一教育長は「地域の理解と協力がなければ進められない。アンケート結果を真摯に受け止め、地域に寄り添いながら進めていきたい」と述べ、基本計画案を練り直し、再度説明会で同意を求めていくとしている。廃校の校舎の活用方法については合意が得られた段階で、住民と検討するとしている。

関連記事