新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 新型コロナウイルスの感染予防を呼び掛けている国連児童基金(ユニセフ)は3月13日、世界人口の40%に当たる30億人はせっけんで手を洗う設備が自宅にないと明らかにした。世界の学校の47%も同様の設備を欠いており、生徒・児童数では約9億人に当たる。

 ユニセフは「せっけんを付けての手洗いは新型コロナウイルスやほかの感染症から身を守る上で最も安価かつ効果的な手段だが、それすら手が届かない人が何十億人もいる」と警鐘を鳴らした。

 発表によると、人口密度が高いため感染の危険性が高い都市部に限れば、バングラデシュで50%弱(2900万人)、インドで20%(9100万人)、インドネシアで28%(4100万人)の人々は自宅に基本的な手洗い設備がない。

 一方、ユニセフは13日、ニューヨーク・マンハッタンの事務所に勤める職員3人がインフルエンザのような症状を訴えたとして、事務所が入るビルを閉鎖することを決めた。新型コロナウイルスの感染は確認されていない。ニューヨークの全ユニセフ職員は今後4週間、在宅勤務となる。
 

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