3月13日、米ワシントンのホワイトハウスで記者会見するトランプ大統領(ロイター=共同)

 トランプ米大統領は3月13日、ホワイトハウスで記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大に対処するため国家非常事態を宣言した。米国では急速に感染が拡大し、金融市場も動揺するなど経済も打撃を受けており、緊急の対応が必要と判断した。連邦予算500億ドル(約5兆4千億円)を使い検査態勢の拡充などができるようになる。

 11月の大統領選に向けてトランプ氏は好調な経済運営を最大の実績として掲げている。検査態勢の不備など政権の対応の遅れに批判も出ており、強い対処策を示さなければ、再選戦略にも影響するとの懸念があるとみられる。

 米メディアによると、米国では13日時点で感染者数が1800人超に急増し、41人が死亡。全米50州のうち47州で感染者が確認され、多くの州が独自に非常事態宣言を出している。

 各地で学校の閉鎖が相次ぎ、プロスポーツの試合や音楽祭など大型イベントも中止に追い込まれている。
 

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