作業員が車にはねられ死亡した高浜原発敷地内の作業用トンネル付近=3月13日午後5時20分ごろ、福井県高浜町田ノ浦

 3月13日午後4時10分ごろ、福井県高浜町田ノ浦の関西電力高浜原発1、2号機の敷地にある掘削中の作業用トンネルで、発破準備作業の安全監視中だった協力会社社員男性(43)=高浜町=が、別の協力会社社員男性(38)=同=のトラックにはねられた。はねられた社員は骨盤を折るなどし、搬送された小浜市内の病院で約3時間後に死亡した。

 関電の原発での死亡事故は3件目で、2004年8月の美浜原発3号機の蒸気噴出事故で作業員5人が死亡して以来。安全対策工事での死亡事故は初めてで、関電は県内の原発で行っている安全対策工事や廃炉作業を中断した。

 小浜署などによると、現場はトンネルの突き当たり。トラックの社員は発破用の火薬を運ぶため後退、はねられた社員はトラックに背を向けており、同署が当時の状況を詳しく調べている。

 関電によると、トンネルは高浜原発1、2号機用のテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」の建設作業用。

関連記事