福井市役所=福井県福井市大手3丁目

 福井県福井市教育委員会は3月11日、新型コロナウイルス感染症対策で小中学校の臨時休校が終わり春休みに入る25日以降、登校日を設けて補充学習や部活動の実施を各校の判断で可能とすることを各小中学校長に通知した。

 通知を受け一部の中学校は、登校日を3日間設け補充学習や部活動を行うと決めた。校長の一人は「生徒を1カ月も家に閉じ込めておくことはできないと思っていたので市教委の通知はありがたい。部活動は生徒が喜ぶと思う」と話した。

 一方で、別の中学校長は「政府の専門家会議が休校を19日ごろまで継続するよう(9日に)求めたばかりのタイミングで『登校日や部活動は可』と言われても判断が難しい」と困惑し「保護者や校区内の小学校の声も聞いて対応を決めたい」と話した。

 臨時休校による児童生徒の学び残しについては、豊北欽一県教育長が10日の県議会予算決算特別委員会で「学び残しは多くの公立学校が4月以降の授業で取り入れることを考えている」と答弁したばかり。ある中学校長は「県教育長の答弁と市教委の通知はちぐはぐな印象」としつつ「小規模校は教科担任の教員が1人しかおらず、異動になってしまうと学び残しの4月以降の指導は難しい」と市教委の判断に一定の理解を示した。

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