余っている食品の見直しを呼び掛ける担当者=3月9日、福井県福井市役所

 家庭で余った食品を集めて生活困窮者らに寄付する「フードドライブ」が3月9日、福井県福井市の13施設で始まった。賞味期限が1カ月以上残り、常温保存できる未開封の食品を13日(一部15日)まで回収している。市の担当者は「この機会に食品ロスについて知り、余っている食品をチェックしてみてほしい」と、意識啓発と提供を呼び掛けている。

 福井市として初めての取り組み。この日、市環境政策課には砂糖やインスタントスープ、レトルトご飯など約10点が持ち込まれた。食品は市社協に寄付するほか、生活支援課や健康管理センターが活用する。

 環境政策課によると、賞味期限切れや食べ残しなど、食べられるのに捨てられる食品ロスは市内の家庭だけで年間約5500トンに上る。同課の窓口では「『もったいない』を『ありがとう』に」のキャッチフレーズとともにフードドライブの必要性を掲示し、啓発している。

 求めている食品は▽缶詰▽レトルト・インスタント▽菓子類▽アルコールを除く飲料▽粉ミルク▽調味料▽乾物・乾麺―など。賞味期限や消費期限の表示がない食品のほか▽米▽生鮮食品▽栄養ドリンク▽離乳食、介護食、サプリメント▽商品の説明書きが外国語のみの食品―は不可。事業所からの持ち込みも断る。

 回収場所は環境政策課、収集資源センター、消費者センター、総合ボランティアセンター(15日まで)、各サービスセンター、各連絡所。問い合わせは同課=電話0776(20)5609。

 13~15日は、福井県民生活協同組合(本部同市開発5丁目)の県内ハーツ全店と高齢者介護施設「勝山きらめき」「大野きらめき」がフードドライブを行う。こちらは米も受け付ける。

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