東日本大震災から9年となるのを前に、津波で大きな被害に遭った宮城県石巻市の旧大川小校舎を訪れた人たち=3月10日午後

 岩手、宮城、福島の3県を中心に甚大な被害が出た東日本大震災の発生から3月11日で9年。3県では震災前と比べ人口が約33万7千人減少、避難生活の負担による震災関連死は昨年9月末時点で3739人に上るなど厳しい状況が続く。追悼式は、政府主催の式典が新型コロナウイルスの影響で中止となり、被災3県でも縮小傾向にあるが、14市町が式典を実施予定だ。

 政府は10日、東京電力福島第1原発事故で福島県富岡町に出した避難指示を一部解除した。対象は14日に全線運行再開を控えるJR常磐線の夜ノ森駅と線路に加え、周辺道路計約1・1キロの帰還困難区域。宅地は含まれず住民帰還は伴わない。

 10日公表の警察庁のまとめでは、全国の死者は1万5899人、行方不明者は2529人。復興庁によると2月10日現在、全国で4万7737人が避難生活を送る。

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