一時2万円を割り込んだ日経平均株価を表示するモニター=3月9日午前、東京・東新橋

 週明け3月9日午前の東京株式市場は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を懸念する売り注文が殺到し、日経平均株価(225種)は急落した。一時900円超下げ、約1年2カ月ぶりに節目の2万円を割り込んだ。円相場は1ドル=103円台まで円高が加速、原油先物相場は大幅安となり、市場に「コロナショック」が走った。

 午前9時15分現在の平均株価は前週末終値比917円34銭安の1万9832円41銭。東証株価指数(TOPIX)は61・28ポイント安の1410・18。

 世界経済に深刻な打撃が及ぶと警戒し、前週末6日の米国市場ではダウ工業株30種平均が続落し、米長期金利が過去最低を更新した。その後も米ニューヨーク州が非常事態を宣言し、イタリア北部では大規模な移動制限が始まり、フランスでは感染確認が千人を突破した。事態の悪化が止まらず、投資家は不安をかき立てられた。

 円相場は約3年4カ月ぶりの円高水準に達し、日本企業の海外収益が円換算で目減りするとの観測につながった。日本政府は9日、中国と韓国からの入国制限を強化し、人の移動が滞って消費が冷え込むと危ぶまれた。東京株式市場は主力銘柄が軒並み売られて総崩れとなった。

9日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)の下げ幅が一時900円を超えた。

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