キッチンペーパーを使った手作りマスクを手にする教習生=3月6日、福井県小浜市府中の小浜自動車学校

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスク不足を補おうと、福井県小浜市の小浜自動車学校は、教習生とともにマスクを手作りして、感染予防に取り組んでいる。教習生は紙製、指導員は布製と分担。来校した未着用の教習生にも紙製を配布し、事態を乗り越えようと懸命だ。

 同自動車学校は現在、高校生らが運転免許取得に訪れる最盛期。県内外から約350人が通い、一日に少なくとも150人が出入りする。すべての来校者にマスク着用を促し、持っていない人には配布してきたが、在庫が少なくなったため2月末から手作りし始めた。

 教習生が作る紙マスクは、キッチンペーパー2枚を重ねて蛇腹に折り、両端に輪ゴムを通してホチキスで止めたもの。マスクを着用せずに来校した教習生に受付で配布している。地元の高校生たちが教習の空き時間に作っており、3月6日は7人が作業。高校3年の女子生徒(18)は「工程はそんなに難しくない。着け心地も息苦しい感じはしない」と話していた。

 指導員向けの布製マスクはガーゼを縫い合わせたタイプで、洗って繰り返し使える。女性職員が試行錯誤して完成させた。吉村哲一教頭代理(47)は「できる限りの対策をして予防を図りたい」としている。

 同自動車学校ではこのほかの予防策として、教習待機者の密度緩和のために2階物置を改築して女性待合室を新設。また入校時に体温を測ったり、教習車の換気やアルコール消毒に努めたりしている。

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