県立高校一般入試がスタート。新型コロナウイルスの感染防止対策として、受験生の机は例年より間隔を空けて配置された=3月5日午前9時ごろ、福井県越前市の武生工業高校

 新型コロナウイルスの影響による臨時休校が続く中、福井県内の県立高校の2020年度一般入試が3月5日、全日制24校と定時制7校で始まった。会場の各校では、机の間隔を空けるなどの感染対策が取られた。初日は4044人が志望校合格を目指し、国語、英語、数学の試験に臨んだ。

⇒県立高校入試の問題と解答例(第1日)

 全日制(募集人員3963人)は3878人が受験し6人が欠席。定時制(定員350人)は166人が受験し1人が欠席した。

 武生工業と武生商業を統合し4月に開校する武生商工の入試は越前市の武生工業で行われ、受験生たちは午前7時ごろからマスク姿で会場入り。募集184人に対し、139人(0・76倍)が受験した。

 玄関や試験会場の教室前にはアルコール消毒液が置かれた。机の間隔を広げて受験生同士の距離を1メートル以上空け、教室は当初の予定から一つ増えた。午前9時、試験監督の教員が健康状態やマスクの着用をチェックした後に本人確認が始まると、教室内に緊張感が漂った。

⇒新型コロナ休校、受験生「不安だった」

 試験前に自校の生徒の点呼を行った中3生の担任教諭は、臨時休校後は電話で生徒の心身の状態を確認していたといい「きょうはみんな落ち着いた様子で安心した」と話した。

 6日は全日制で社会、理科の試験があり、定時制と多くの専門学科は面接などがある。県教委は、受験生が新型コロナウイルスに感染した場合は、回復後に改めて入試を行うとしている。合格発表は12日午後3時半。感染防止のため、合格者番号の掲示は取りやめ、各校のホームページで発表する。

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