新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 中国政府は3月4日、新型肺炎の診療方針を一部改定して公表し、排せつ物からの感染もあり得ると注意を呼び掛けた。またウイルスの遺伝子を増幅して有無を調べる検査に加え、血中からウイルス抗体が検出されれば感染確定の診断を下せるよう変更した。子どもや新生児に特徴的な症状も追加した。

 改定は3日付。「飛沫(ひまつ)」「濃厚接触」「密閉空間における空気中を漂う微粒子『エーロゾル』」による感染のほか、尿や大便からウイルスが検出されており、接触やエーロゾル感染の恐れがあるとした。

 2月下旬に日本感染症学会と日本環境感染学会がまとめた文書も同様の指摘をしている。中国メディアによると重慶市では、のどや鼻の検体で計14回ウイルス検査を実施したが陰性結果しか出ず、大便の検査で陽性となった症例があった。

 診療方針ではこれまではウイルス検査で陽性となった患者を感染者として扱っていたが、血清検査でウイルス抗体が検出された場合も感染を確定させる。

⇒【Q&A】動物からの感染リスク、洗濯の方法など詳しく

また、子どもや新生児は成人と異なり、嘔吐(おうと)や下痢しか起こさないことがあると指摘。元気がなくなったり呼吸が荒くなったりする症状しか現れない場合もあるとした。

関連記事