漫画やカードゲームを楽しむ放課後児童クラブの子どもたち=3月2日午後1時5分ごろ、福井県坂井市内の小学校

 新型コロナウイルス対策で一斉休校が始まった3月2日、朝から休校になった福井県の坂井や勝山、鯖江市など11市町が放課後児童クラブを特別に開設し約2千人の児童を受け入れた。定期的に窓を開けて換気し昼食時の手洗いも徹底。感染対策に万全を期したが、子どもたちは顔を近づけて遊ぶ場面もあり、指導員から「コロナはもちろん、もしここでインフルエンザが発生したら」と不安の声が聞かれた。

 坂井市内の小学校の校舎では、三つの児童クラブを統合して開設。午前8時~午後6時ごろまで子どもを預かった。約120人の登録人数のうち、1~5年生まで75人が参加。1年生は音楽室、2年生は家庭科室、3~5年生はミーティングルームで過ごした。

 3クラブの指導員約20人が午前と午後に分かれ対応に当たった。各部屋とも2時間おきに窓を開け換気。持参した弁当を食べる前には手洗い消毒を徹底した。

 ほとんどの子どもはマスクを着用した。部屋ではカードゲームや読書、塗り絵などをして過ごした。顔を近づけ話し込む様子も見られ、指導員は「密集させないで、とは言うけど、子どもはモノじゃない。遊べばどうしたって集まる」と話した。体育館での活動もあり、縄跳びをしていた2年生の女子児童は「クラブは楽しい」と笑顔を見せた。

 ただ、遊びの最中に児童がせきこんだだけで「コロナ、コロナ」と言われる場面もあったという。指導員は「子どもなりに不安を抱えていると思うので、親御さんは家に帰ったら、抱きしめてあげてほしい」と話していた。

関連記事