マスク姿の通勤客らで混雑する東京・品川駅=3月4日午前

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)が拡大している問題で、山口県が3月4日、新たに1人の感染を発表、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者を含め、国内の感染者が千人となった。死者は12人。

 内訳は、クルーズ船の乗客乗員が706人と最も多いが、地域で見つかる患者も増え続け、27都道府県と検疫官らで計280人の感染が確認された。さらに拡大するのか、終息に向かうのか、正念場を迎えている。

 地域別で見ると、感染拡大が最も深刻なのは北海道。道内全域で感染者が報告されており、79人に上った。鈴木直道北海道知事は2月28日に緊急事態を宣言。道民に外出自粛を要請するなどウイルスの封じ込めを図っている。

 ほかに東京、神奈川、愛知でそれぞれ30人以上と多く、和歌山などと共にクラスターと呼ばれる感染者集団が存在する。

 厚生労働省の今月2日の集計によると、人工呼吸器を装着しているか、または集中治療室(ICU)に入っている重症者は59人いる一方で、多くは軽症という。感染者はほぼ全員が入院したが、210人が退院した。

 政府はここ1~2週間が拡大防止の鍵を握るとして、全国の小中学校や高校などの臨時休校や、多数の人が集まるスポーツやイベントの自粛を要請している。

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