福井県教委が入る福井県庁=福井市大手3丁目

 教員の多忙化や少子化を受け、中学部活動数の削減方針を示していた福井県教委は3月3日、2020年度に27校の48部を募集停止とすることを県議会の総務教育常任委員会で明らかにした。今後数年かけて、1部活動当たり教員2人以上の体制を整える。

 部活動は教員の長時間労働の主因とされ、県教委は19年2月に「部活動の在り方に関する方針」を策定。一つの部活動を複数教員で指導できるよう、部活動数を各中学校の教員の半分程度に削減するよう求めていた。

 県学校振興課によると現在、公立74校にある部活動数は運動部599部、文化部193部の計792部。削減対象の48部は部員数が少ないものなどを中心に、19年度に選定を進めた。生徒や保護者には説明しているという。

 既に部員がいない場合は廃止、現1、2年生が所属している部は部員がゼロになる21年度末までに廃止する。1校当たりの削減数は、多い学校で6部。削減後は全体の73%に当たる54校が1部当たり教員2人以上となる。2人未満の20校については21年度以降、削減を進めていく方針。

 県学校振興課は、具体的な数を示した部活動削減は全国的に珍しいとし「生徒や保護者の理解を得ながら各学校が積み上げてきた苦労の成果。少しでも働き方改革につながれば」とした。

 総務教育常任委ではこのほか、学校業務改善として文部科学省や県教委が学校に依頼している年間151件の調査のうち、「特別支援学級設置に関する事前調査」や「日本語指導を受けている児童生徒数」など35件を取りやめることが報告された。

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