かつては1日6往復運行されていたわかさライナー

 福井鉄道(本社、福井県越前市)は3月2日、福井県小浜市と大阪を結ぶ高速バス「わかさライナー」の運行を5月10日の便を最終とし、翌11日に廃止すると発表した。

 同路線の運行は2003年9月、小浜市川崎地区をメイン会場に開かれた若狭路博覧会に合わせて1日6往復で始まった。その後、13年11月に4往復、16年4月からは2往復に減便しながら、近鉄バスとの共同運行などで維持してきた。

 最近10年間の1便当たりの乗客は10~14人。採算ラインの17、18人に届かず、今後も増える可能性が低いことや運転手不足、車両の老朽化も重なって廃止を決めた。5月10日の午後5時57分「道の駅若狭おばま」発、同6時10分「大阪なんば」発が最終便となる。

 福鉄は「23年春の北陸新幹線敦賀開業を見据えた運行継続や、敦賀までの路線延長も検討したが採算が見込めず断念した」とした。

 小浜市北陸新幹線・総合交通推進課の角野覚課長は「非常に残念。3年後の北陸新幹線敦賀開業時には敦賀から小浜、舞鶴まで観光客らが利用できる便などを再考してもらえるよう取り組みたい」としている。
 

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