教室で行われた卒業式で担任(右)から証書を受け取る3年生=2月29日、福井県福井市の北陸高校

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)が拡大する中、福井県福井市の北陸高校で2月29日、予防策を徹底して卒業式が行われた。長時間同じ場所で大勢が滞在するのを防ぐため、卒業生は各教室で式に臨む前例のない形になったが、520人が晴れやかな表情で学び舎を巣立った。

⇒【写真13枚】北陸高校、教室での卒業式

 北陸高は当初、在校生の出席は取りやめ、講堂で規模を縮小して卒業式を行う予定だった。しかし、国の休校要請を踏まえ、28日に急きょ各教室で放送を通して卒業式を行うことにした。

 卒業生は各教室で校長の式辞や卒業生の答辞に聴き入った。卒業証書授与では、担任教諭が一人一人名前を呼び「おめでとう」と声を掛けて手渡した。

 急きょ形式を変えたため、講堂講堂には卒業生や保護者用の椅子約800脚が並んだまま。スピーカーから式典進行のアナウンスが流れる中、保護者約150人がじっと座っていた。

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