新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 石川県金沢市の山野之義市長は2月28日、政府が要請した3月2日からの休校について「周知や議論の期間があまりにもなく、市民に責任を持って説明できないので休校の判断はできない」と述べ、現時点では考えていないと明らかにした。休校した場合の子どもの居場所を確保できるか検討した上で、状況に応じて判断するとしている。

新型コロナウイルス、石川県で新たに感染確認

 市長は「地方には中小企業が多い。親が休んだり、勤務時間を短縮したりすることで企業への影響も大きい」とも指摘した。

 市は、男子生徒の感染が確認された市立野田中を3月5日まで休校としている。山野市長は「野田中の休校は社会的な説明責任を果たせるが、それ以外の休校は説得材料がない」と述べた。

 石川県の谷本正憲知事は「2日からはあまりにも唐突。すぐ実行に移せるものなのか。考える時間が短すぎる」と批判した。一方、感染拡大の防止に有効なら休校要請には協力する必要があるとの認識も示し、県教育委員会の考え方も踏まえ対応を決めるとした。

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