福井県庁=福井県福井市

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月29日から3月3日まで行われる福井県内の高校の卒業式でも、在校生の出席を控えたり、式を短縮したりするなど各校が対策に追われている。

 県立高校と特別支援学校について、福井県教委は2月26日、参加者を卒業生と保護者、教職員のみとし、来賓は最低限に抑える方針を各校に示した。保護者には感染リスクの高い高齢者の来場に注意するよう伝える。あいさつや祝電披露を省略するなど時間短縮を心掛けてもらう。

 私立では、2月29日に予定している北陸高校が在校生の出席を取りやめた。「受験生は試験を終えて帰ってきたばかり。全国各地で感染が拡大している今、誰がかかっていてもおかしくない状況」と同校。「仰げば尊し」の2年生が歌うパートは録音の音源に変更し、式辞の短縮も検討している。卒業生の保護者には、発熱やせきなどの自覚症状がある場合、出席を控えるよう伝えた。

 敦賀気比高校(2月29日)も会場に入れるのは卒業生と保護者、学校関係者に限定。全員マスク着用とし、持っていない人には会場で配布する。中高の在校生約480人と来賓者は出席を控えてもらう。

 福井工大福井高校(3月2日)は卒業生と来賓、学校関係者のみ出席とし、保護者は別室でライブ映像を見てもらう。在校生は休校にする方針。卒業生同士の接近を防ぐため、会場の椅子は例年の倍以上の間隔で配置する。

 教員たちは式の調整に追われ「卒業生を思うと式をしないわけにはいかない。できる限りの安全性を考えたい」と話した。

 高校以外では、小学校が3月12~19日、中学校は8~24日、特別支援学校は6~13日、大学・短大は13~25日に卒業式を実施する予定。

関連記事