新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 新型コロナウイルスは動物由来とされる。「ならばペットも危険?」と心配する人がいるかもしれないが、世界保健機関(WHO)は「犬や猫などのペットがこのウイルスに感染したり広げたりした証拠はない」と説明する。だがペットに触った後の手洗いは大切だとしており、野生動物についてはリスクが不明なので、接触を避けるよう呼び掛けている。

 このウイルスの自然宿主はコウモリとの見方が強い。中でも中国などに広く分布するキクガシラコウモリの仲間が注目されている。ただコウモリは人との直接の接触は少なく、人にうつるには別の動物が関わったとみられる。

 コウモリと人をつなぐ「中間宿主」ではないかと中国のチームが最近発表したのがセンザンコウだ。体をうろこで覆われた希少な哺乳類で、中国では食用や伝統薬に利用されてきた。感染者のウイルスとセンザンコウのウイルスを比べたら、遺伝子の配列が非常によく似ていたという。

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