新型コロナウイルス感染拡大を受け開かれた北海道の対策本部会議=2月25日午後、北海道庁

 北海道教育委員会は2月25日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、道内全ての公立小中学校の休校を市町村側に要請する方針を明らかにした。早ければ26日にも通知する。

 道内では中富良野町の小学生の兄弟や江別市の中学校教員など、教育現場での感染が相次いで確認されている。鈴木直道知事は25日夜の対策本部会議で佐藤嘉大教育長に「各自治体の考えがあると思うが、休校も含めて検討してほしい」と求めていた。

 文部科学省は25日、同じ市町村の学校で新型コロナウイルスの感染者が複数確認された場合、感染者がいない学校も含め、市町村単位で休校や学級閉鎖などの検討を求めるガイドラインを各都道府県教委に出した。新型インフルエンザが流行した2009年5月、感染が拡大していた大阪府と兵庫県が全域での休校措置に踏み切ったケースがある。

 道教委は25日、私立を含む道内の全学校に、卒業式の時間を短縮したり、保護者や卒業生以外の在校生など出席者の数を減らしたりする感染拡大防止策を取るよう要請している。

 また、道と札幌市は25日、新たに同市の60代無職女性など、20代から70代の男女計5人が感染したと発表した。道内の感染は計35人になった。

 道によると、札幌市の女性以外の感染者は、旭川市の20代女性、オホーツク地方の20代男性、上川地方の60代男性、釧路地方の70代の男性。

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