名古屋大学、神戸大学、九州大学の2次試験志願状況分析2020

 2020年大学入試について大手予備校河合塾の調べによると、名古屋大学の2次試験前期日程の志願者は4422人、前年比93%で減少となった。過去10年で最少だった。

 学部別では医学部を除く全学部で志願者が減少した。教育学部は前年倍増した反動で志願者が64%と大きく減らした。

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 工学部は全体の志願者が減少した中、電気電子情報工学科は前年比107%と増加した。情報学部では2年連続の志願者減。人間・社会情報学科は前年比70%と減少率が高くなった。反動と見ている。

 医学部医学科前期は今春から2段階選抜を廃止した影響で、志願者は前年比118%と大きく増加した。

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 神戸大学前期日程の志願者数は5569人で前年比94%と減少した。前年は理系学部を中心に京都大学、大阪大学を敬遠した受験生の受け皿となり、難関10大学の中では唯一志願者が増加していた。河合塾では、その反動もあり減少率が高めになったと見ている。

 文系学部では、4年連続増だった経済学部が志願者が減り685人、倍率は0・8ポイント下がって3・1倍となった。経営学部は865人前年比120%と大きく増加し、倍率は0・6ポイント上がって3・9倍となった。2年連続で志願者減となっていた文学部は増加した。

 理系学部では、反動で理学部を除く全学部で志願者が減少した。

⇒東北大学、北海道大学の前期試験志願分析

 九州大学の前期日程の志願者数は5014人で前年比96%となった。教育学部、理学部、農学部など前年増加していた学部で減少した。前年減った法学部、薬学部は増加し、反動が目立った。

 医学部医学科は前年比76%と大きく減。前年の志願者が増加していたことに加え、今春は第1段階選抜の実施予告倍率を引き下げたことが警戒されたとしている。

⇒前期試験2020志願者、過去20年で最少

⇒国立大学全82大学の倍率一覧2020

■名古屋大学、神戸大学、九州大学の前期日程志願状況の表

大学 2019年前期志願者 2020年前期志願者 前年差 前年比
名古屋大学 4,736 4,422 -314 93%
神戸大学 5,933 5,569 -364 94%
九州大学 5,239 5,014 -225 96%

※河合塾資料より

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