京都大学と大阪大学の2次試験志願状況分析2020

 2020年大学入試について大手予備校河合塾の調べによると、京都大学2次試験の前期日程の志願者は7347人、前年比98%でやや減少となった。減少は7年連続。

 学部別(以下全て前期日程)では、3年連続の志願者増となっていた文学部は、前年比96%と減少し、倍率も0・2ポイント下がって3・3倍となった。前年志願者が減少していた法学部、経済学部は増加に転じた。

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 総合人間学部は、センター試験で平均点がダウンした英数国を合否判定に利用しないため志願者が集まることが予想されたが、集中を警戒されたとみられ、志願者406人で4年連続の減となった。

 理系学部では工学部が志願者2505人、前年比103%と増加。中でも情報学科は114%と大きく増加した。

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 大阪大学の志願者数は7462人、前年比99%で前年並みとなった。文系学部では、文学部が志願者391人、外国語学部は1453人と増加した。

 一方、前年の志願者が増加していた法学部は419人で前年比73%、倍率は1.9倍と0・6ポイントダウンした。近隣の法学部では大阪市立大学、神戸大学で志願者が増加しており、他大学へ流出したものとみている。法学部は近年極端な隔年現象を起こしており、次年度は志願者の大幅増加が警戒されると指摘している。

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 理系学部でも反動があった。前年志願者が減少した工学部は今年は増加し、倍率は0・3ポイント上昇し2・5倍になった。基礎工学部は反動で減少し、倍率は0・4ポイント下がって2・4倍となった。

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 医学部医学科は前年比121%と志願者が大きく増加した。第1段階選抜の基準緩和と、2次の配点比率が高くなったことで、センター試験で目標の点数が取れなかった志望者が集中したものと河合塾は推測している。

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■京都大学と大阪大学の志願状況(前期日程)の表                 

大学 2019年前期志願者 2020年前期志願者 前年差 前年比
京都大学 7,511 7,347 -164 98%
大阪大学 7,536 7,462 -74 99%

※河合塾資料より

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