東北大学と北海道大学の2次試験志願状況分析2020

 2020年大学入試について大手予備校河合塾の調べによると、東北大学の2次試験前期日程の志願者は4384人、前年比91%で、2年連続の減少となった。志願者数(以下全て前期日程)は過去20年で最少となった。

 東北大学は経済学部で理系生を対象にした理系入試を導入し、文系入試では募集人員が30人減となった。このため文系入試の志願者は341人、前年比76%と大きく減少した。理系入試は募集10人に31人の志願があった。倍率は文系入試2.2倍に対し、理系入試は3.1倍となり、理系生の掘り起こしに一定の成功を収めたといえるとした。

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 医学部医学科は臨時定員の返還により、前期日程の募集人員は28人減の77人となった。これを警戒し、志願者は前年比71%と大きく減少したため、志願倍率は前年の3.4倍から2020年3.3倍で大きく変わらなかった。

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 北海道大学の前期日程の志願者数は5474人、前年比94%で、過去10年で最少となった。中でも法学部の志願者は前年比66%と大きく減少した。

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 2020年は文系学部で志願者が前年比91%と減少幅が大きかった。法学部は前年は志願者420人、倍率3・0倍だったが、2020年は志願者279人、倍率は2・0倍となった。前年入試で志願者の増加が目立った文、教育、法の3学部も減少した。

 前年に志願者が大きく減少した総合入試文系は2020年は志願者386人、前年比138%となり、反動が目立った。倍率は前年2・9倍だったが、4・1倍に上がった。

 前年に志願者が減少していた医学部では前年比111%と増加。特に医学科は366人が志願し、前年比119%と大きく増加した。

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■北海道大学と東北大学の前期日程志願状況の表                 

大学 2019年前期志願者 2020年前期志願者 前年差 前年比
北海道大学 5,843 5,474 -369 94%
東北大学 4,813 4,384 -429 91%

※河合塾資料より

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