新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 北海道は2月22日、新たに道内で10代から80代の男女計9人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。道などによると、苫小牧市に住む高校の女子生徒や、函館市の50代女性看護師と60代無職男性らで、いずれも日本国籍で海外渡航歴はない。男性は基礎疾患があり、人工呼吸器を装着して「容体は重篤」だという。詳細な行動歴や濃厚接触者を調査する。

 道などによると、女子生徒と函館市の2人以外の内訳は、江別市と根室市のいずれもパート従業員の50代女性2人、北見市の50代男性会社員、苫小牧市の70代無職女性、旭川市の会社役員の70代男性、知内町の80代無職男性。

 道は女子生徒の学校など詳細について「しばらく学校に通っておらず、校内で感染の可能性がない」として明らかにしていない。2月3~6日に東京に旅行したが、詳しい経路は不明。

 函館市によると、女性看護師は勤務する市立函館病院で19日まで受け付け業務などに従事。既に感染が判明している七飯町議の60代男性が14日に来院した際に接触した。

 22日に記者会見した鈴木直道知事は「広い地域で患者が発生しており、市町村と連携しながら感染拡大防止に引き続き全力で取り組みたい」と述べた。

 また札幌市は同日、14日に感染が確認され、集中治療室で人工呼吸器を装着していた市内の50代男性の容体が安定したと明らかにした。

 北海道で感染が明らかになったのは21日までに判明した8人を含めて計17人になった。

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