日本酒の仕込みを体験するSAKEMANの4人=2月19日、福井県大野市元町の南部酒造場

 覆面姿で米国全土で日本酒の普及活動に取り組むSAKEMAN(サケマン)が2月19日、福井県大野市元町の蔵元「南部酒造場」で酒造りを体験した。日米の男性4人が細やかな手作業の工程や作り手の思いを学んだ。

 「S」「A」「K」「E」のマスクをかぶった4人の正体は、米国の日本酒輸入販売会社社員。日本酒の理解を深めるため定期的に来日し、取引先の蔵元で仕込みを体験している。

 4人は18日に大野入りし、社内に宿泊。19日午前6時から作業を開始し、麹ともろみの仕込みや、酒を搾る体験をした。櫂棒と呼ばれる長い棒で発酵途中のもろみをかき混ぜる櫂入れでは、高さ約2・5メートルのタンクに上り、全身を使って作業。マスクから真剣なまなざしをのぞかせていた。

 ニューヨークを拠点とする緑のマスクのピーター・ホットムさん(26)は「蔵人がエネルギーにあふれていて刺激を受けた。今回学んだ知識を生かし、米国での日本酒の販路拡大につなげたい」と話していた。

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