新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)が国内で広がる中、福井県内の中学は3月末までに7校が修学旅行を予定しており、各校は感染予防対策に神経をとがらせている。生徒が楽しみに待つ一大イベントだが、今後の拡大状況や国などからの通知で延期や中止にせざるを得ない場合も想定され、校長の一人は「本当に難しい判断」としている。

 県教委や市町教委などによると7校は高志、小浜、高浜、内浦、大飯、名田庄中と福井大学附属義務教育学校。いずれも東京や千葉方面で、多くの学校が東京ディズニーランドや国会議事堂などを訪れる予定だ。

 内浦中は2月26~28日に1、2年生10人が予定しており、20日現在では実施する方針。宿泊先にアルコール消毒液やマスクがあるのか確認を進めており、高浜町教委は「アルコール消毒液を持っていく予定。生徒にはできるだけ物に触れないように伝えたい」。高志中(3月4~6日)もアルコール消毒液を持参する考えで「食事前や集合時に手を消毒するなど、細心の注意を払う」としている。

 実施を予定する中学の校長の一人は「外の世界を見て、外から福井を見る大切な学びの場。できれば経験させてあげたいが…」と思いは切実だ。別の校長は「刻一刻と状況は変わる。現時点では実施する予定だが、延期や中止の準備もしっかりやっておかなければという気持ちは強い」と話した。

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