山門の前で入門を請う新参僧=2月20日、福井県永平寺町の大本山永平寺

 福井県永平寺町の大本山永平寺で2月20日、新参僧が入門を請う「上山(じょうざん)」が始まった。厳しい冷え込みの中、山門の前に立ち続けて覚悟を示し、修行の道に入った。

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 「一番上山」は8人。法衣に白い脚半、網代がさを身に着け、わらじを履いて雪が残る参道を進んだ。午前7時20分ごろ、山門に到着。木版(もっぱん)という板を打ち鳴らした。しばらくすると客行(かあん)と呼ばれる先輩の僧が現れ、問答が始まった。

 修行の目的、心構えを問われた新参僧は「自己を見つめ直すこと」「道元禅師の教えを実行し、座禅に取り組む」などと白い息を吐きながら答えた。

 直立不動で約1時間20分間待ち続け、再び現れた先輩の僧に山門を通ることを許された。新参僧は、まず座禅を中心に永平寺の作法を学ぶ。上山は3月下旬まで続き、60人余りが入門する予定。

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