新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で起きた新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の集団感染で、政府関係者は2月20日、乗客の80代の男女2人が医療機関で死亡したと明らかにした。死亡した2人は日本人で、国内の死亡者は計3人となった。

 クルーズ船には乗客乗員約3700人が搭乗。80代の香港人男性が香港で下船後にウイルス感染が判明したことを踏まえ、厚生労働省は2月3日から横浜港に停泊した同船を対象に大規模な検疫を実施し、2週間の健康観察期間の過ぎた19日から、検査で陰性の人は下船を始めていた。

 新型肺炎は昨年末に中国湖北省武漢市で感染が初報告されて以降、中国から世界各地に広がりつつあり、感染者は7万人を超え、死者は2千人を上回っている。

 日本政府は、新型肺炎を患者の強制的な入院などが可能になる「指定感染症」とし、武漢市を含む湖北省や浙江省からの外国人の入国を一部拒否するなど異例の対策をとっていた。

 政府関係者によると、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で死亡した2人は日本人で、ウイルス検査では陽性だった。

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