クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」付近に待機するバス(左上)=2月19日午前10時40分、横浜港(共同通信社ヘリから)

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、高齢者を中心とした乗客らの下船が2月19日始まった。予定期間は21日までの3日間。初日の対象者は約500人で、ウイルス検査で陰性が確認されている。乗客らは感染者が確認された5日から健康観察期間の14日間、客室で足止めされていた。当初約3700人いた乗客乗員のうち、感染確認されたのは計542人に上る。

 厚生労働省によると、17日までに乗客全員のウイルス検査を実施。結果が陰性で、医師らによる健康チェックでも問題がなければ下船の対象になる。21日までに終える方針だが、進捗(しんちょく)次第では遅れる可能性もある。

 下船した乗客は、バスで横浜駅など複数のターミナル駅に移動。そこから公共交通機関などを利用して帰宅する。感染者と同室だった濃厚接触者は感染の可能性を考慮し、後日下船する。乗員は検査結果が陰性でも、運航会社との調整が必要になるとしている。

 クルーズ船は1月20日に横浜港を出発。途中寄港した香港で下船した香港人男性の感染が判明し、厚労省は乗客乗員全員を対象に横浜港で検疫を実施。検査で陽性となった人や急病者、持病のある高齢者らを除き、乗客は船内の客室に待機するよう要請を受けていた。

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