保育料無償化の実施状況

 福井県は9月から、保育料の無償化を第3子から第2子に拡大する。世帯の年収が360万円未満の世帯の0~2歳児が対象。第2子以降の対象者について、在宅で育児する場合は、一人当たり月1万円を支給する。県は2020年度当初予算案に3億7979万円を計上、各市町も負担する。

 県は2006年度から「3人っ子応援プロジェクト」を始めた。第3子以降の保育料などを県と市町が負担し、小学校入学前まで無料にしている。所得制限はない。

 「県子ども・子育て支援計画」の本年度内策定に向け、県は2019年1月に県民アンケートを実施。2人の子どもを持つ世帯が経済的負担感が大きいと感じていることが浮き彫りになった。

 国は2019年10月から、全ての3~5歳児と年収260万円未満の住民税非課税世帯の0~2歳児の保育料を無料にしている。アンケート結果を受け、20年度当初予算案に計上した「子だくさんふくいプロジェクト」では、保育料無償化を世帯年収360万円未満の第2子に拡大し、さらに手厚く支援する。22年9月からは世帯年収を640万円に引き上げる予定。負担は県と各市町がそれぞれ2分の1ずつ。

 県内では、0~2歳児約1万人が保育所などに通園している。そのうち第2子は約4千人で、年収360万円未満への無料化で2割、年収640万円未満で約7割をカバーできるという。

 また、子どもの医療費助成を中学3年まで拡大する。これまで県は小学3年までを対象としており、小学4年から中学3年までは各市町が全額負担していた。県は中学3年までの医療費を2分の1負担するため、10億7538万円を盛った。

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