2月22、23日の勝山左義長まつりで希望者に配るマスクとやぐら付近などに置かれる消毒液=同17日、福井県勝山市役所

 福井県の奥越に春を呼ぶ奇祭「勝山左義長まつり」が2月22、23日、勝山市街地で開かれる。各区のやぐら12基が設けられ、独特のおどけたしぐさで打つ「浮き太鼓」が披露される。令和初開催の今年は新型コロナウイルスの感染予防のため、実行委員会が会場で希望者にマスクを配布し、消毒液を置く対策も取る。

 300年以上の歴史があり、福井県無形民俗文化財に指定されている。22日午後1時、沢区の「一番太鼓」を合図に、各区で一斉に左義長ばやしが始まる。見どころの一つは、各区からえりすぐりの打ち手が集結する浮き太鼓の共演。両日とも午後2~4時に上長渕区のやぐらで行われる。

 一方、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)が国内でも広がる中、実行委は感染予防対策として勝山郵便局近くの左義長まつり本部と市民会館前の案内所で希望者にマスクを配る。市が備蓄する約2千枚を用意し、配布は1人1枚とする。

 アルコール消毒液は本部や案内所、休憩所となる市民会館のほか、各やぐらの近くなどに置く。昨年は2日間で12万人(主催者発表)が訪れており、実行委事務局の市商工観光・ふるさと創生課は「屋外行事なので対応が難しい部分もあるが、できる限りの対策は取りたい」としている。

 23日は子どもばやしコンクール(福井新聞社後援)があり、次代を担う打ち手が演奏を披露。フィナーレを飾るどんど焼きは午後8時から、九頭竜川河川敷の弁天緑地で行われる。

 駐車場は奥越特別支援学校、市体育館ジオアリーナなどにあり、えちぜん鉄道勝山駅と会場を結ぶ無料シャトルバスも運行される。問い合わせは実行委事務局=電話0779(88)8117。

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