新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 新型肺炎が発生した中国湖北省武漢市から広東省に戻って隔離され、2週間の経過観察を終えた女性(24)が、隔離解除の6日後に発症し、新型コロナウイルス感染が確認された。中国メディアが2月17日報じた。ウイルスの潜伏期間は最長2週間程度とされるが、この女性の場合は20日間以上だった可能性がある。

 女性は広東省東部の河源市在住。武漢市から戻った後、病院での検査で異常はなかったものの、1月25日から宿泊施設で隔離された。14日後の2月8日に、地元組織から「隔離観察解除」の通知を受け、自宅に帰ったが、同14日になってせきが出るようになり入院。16日に感染が確認された。

 隔離解除後から発症までの間に感染の可能性がなかったかどうかは不明。

 潜伏期間を巡っては、中国政府専門家グループのトップ、鍾南山氏らが今月9日、感染者1099人を分析した結果、最長24日間に及んだとする研究結果を発表した。だが、鍾氏は11日に中国メディアに対し、潜伏期間24日間は1099人のうち1人だけだったと指摘し、最長潜伏期間を24日間とするのは「科学的ではない」と説明した。

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