A型インフルエンザウイルスの電子顕微鏡写真(米疾病対策センター提供)

 例年1月下旬から2月上旬にピークを迎えるインフルエンザの患者数が、福井県内で3週連続で減少している。2月3~9日の1週間は386人で、昨年同時期の820人と比べると半数以下。県保健予防課は新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の拡大に伴い、県民の感染症への予防意識が高まったことが要因の一つとみている。

 県は昨年12月25日、インフルエンザの流行が本格化したとして注意報を発令。1月13~19日の1週間の患者数は955人で、37定点医療機関を受診した患者は1定点当たり25・81人に上った。しかし新型コロナウイルスへの警戒が強まるにつれ患者数は減少。20~26日は895人、27日~2月2日は569人だった。

 今季は大流行を示す「警報」(1定点当たり30人)は出ていない。過去10季で警報が出なかったのは2度だけだ。県保健予防課は「新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症の予防策は同じ」とし、引き続き手洗いやマスクの着用、せきエチケットなどを呼び掛けている。

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