「ゴールボール」の講習会で田口侑治さん(右から4人目)から投げ方を教えてもらう参加者=2月16日、福井県福井市の県営体育館サブアリーナ

 東京パラリンピック正式競技で、視覚障害者による「ゴールボール」の男子日本代表選手らを講師に招いた講習会が2月16日、福井市の県営体育館サブアリーナで開かれた。参加者はトップ選手の技術や、見えない世界で音を頼りに攻防を繰り広げる競技の魅力を体感した。

 ゴールボールは、アイシェード(目隠し)をした3人一チームで対戦。鈴入りのボールを転がして幅9メートル、高さ1・3メートルの相手ゴールを狙う。守備側は全身を使ってゴールを守る。日本代表は男女とも東京パラに出場する。

 講習会は競技の普及を図ろうと、しあわせ福井スポーツ協会が企画し、障害の有無に関係なく約100人が参加。講師はともに男子日本代表強化指定選手の田口侑治選手(29)と川嶋悠太選手(25)が務めた。

 2人はまず競技のルールや体の使い方を説明。デモンストレーションではゴールの隅を正確に狙って投げたり、鈴の音でボールの位置を瞬時に判断してセーブしたりした。

 参加者はアイシェードを着け試合形式で競技に挑戦した。中にはボールとは反対方向に飛びゴールを許してしまう人も。ゴールが決まると、見守っていた人から大きな歓声が上がった。初めて体験した男子児童(小学2年)は「ゴールが決まった時はうれしかった。またやってみたい」と笑顔を浮かべた。

 日本代表に内定している田口選手は東京パラに向け「身長が小さい選手でもパラに出てメダルを獲得できるということを証明したい」、川嶋選手は「代表入りして自分の力を発揮したい」と意気込み、日本代表への応援を呼び掛けた。

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