福井で働く幸せについて話し合った福井県商工会議所青年部連合会のパネル討論=2月15日、福井県福井市の響のホール

 福井で働く幸せをテーマに、若手経営者らでつくる福井県商工会議所青年部連合会の本年度の会員大会が2月15日、福井市の響のホールなどで開かれた。プロジェクト「ふくい×YEG 福井で働く幸せアクションリサーチ」として独自に取り組んだ県内企業へのアンケート結果を基にパネル討論。働く幸せを高めるために自分たちができるアクションについて、会員約200人がワークショップで話し合った。

 県連合会の大会実行委は、福井新聞のプロジェクト「ふくい×AI 未来の幸せアクションリサーチ」と連携。読者の声を基に導き出された「幸せ150指標」をアンケートに活用し、会員企業の経営者と従業員の働く幸せに関する実感を調べた。

 大会の記念講演では「幸せアクション」クリエイティブディレクターの高野翔さん(36)=福井市出身=が、アンケートでは従業員の幸福度は経営者に比べて低い傾向だったと報告。「人の幸福と仕事のパフォーマンスは関係する。そこを考えるのが経営として大事では」と問い掛けた。

 パネル討論では、藤丸伸和県地域戦略部副部長が、県の長期ビジョン策定の過程で寄せられた「若者・女性に魅力ある仕事が少ない」などの声を紹介。働く環境づくりに関し、有定耕平県連合会長は「社員の悩みを聞くのを大事にしている」、鯖江商工会議所青年部の西村昭宏会長は「従業員に決定権を渡すことで自己実現を感じてもらえるようにする」との心掛けを披露した。

 ワークショップでは、アンケート結果から、収入や休日に関する満足度が全体的に低いことや、U・Iターン就職した人と地元で就職した人の価値観の違いなどに着目。グループ討議で課題を見いだし、解決につながる行動を考えた。

 大会実行委は、議論の結果を受け、働く幸せに関するアクション内容を後日まとめる予定。幸福度1位の福井県からの提言として、新年度に福井県で開く日本商工会議所青年部の全国大会で発信することを目指している。

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