日華化学本社=福井県福井市文京4丁目

 日華化学の江守康昌社長は2月13日の決算会見で、新型コロナウイルスによる肺炎の影響で稼働をストップしている中国浙江省杭州市の工場について「17日に再開できるよう準備を進めている」とした。ただ、従業員の3分の2程度は出社できない状況で「いつごろ通常のフル稼働に持っていけるかは見通せない」と語った。

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 杭州市に本社を置く「日華化学中国有限公司」では従業員約200人が働き、繊維加工用薬剤を生産している。現在、勤務できる状況にあるのは3分の1程度。春節休暇で古里に帰省した後、交通規制などで杭州市に戻って来ることができない従業員が相当数いるという。

 江守社長は「サプライチェーン(部品の調達・供給網)はまひ状態で、省をまたいでの物流が難しい。仮に17日に再開して製品を作ったとしても、顧客に届けられるかどうか不透明。通常と同じ稼働に戻るにはかなり時間がかかるだろう。何とか2月いっぱいでうまくいくよう祈るしかない」と話した。

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