客船「ぱしふぃっくびいなす」=2018年12月撮影

 東南アジアを巡ってきた日本船籍のクルーズ船「ぱしふぃっくびいなす」は2月13日、長崎港に入った。当初、台湾に入港予定だったが、台湾当局が全てのクルーズ船の寄港を禁止したため、目的地を長崎に変更した。厚生労働省福岡検疫所によると、新型コロナウイルスの感染が疑われる乗客乗員はいなかった。

 乗客らは下船し、長崎市内を観光した。船は14日午後に長崎を離れ、神戸港と横浜港に向かう。

 運航する日本クルーズ客船によると、乗客は248人で、ほとんどが日本人。1月16日に横浜を出発して神戸に寄り、東南アジアを周遊。感染拡大を考慮し、その後の行き先を中国から台湾に変更したが、台湾の措置を受けて寄港を中止した。

 同検疫所によると、マスクやゴーグル、医療従事者用のガウンなどを着用した検疫官が船内で船長らと面談。全乗客乗員の体温の報告を受け、体調が悪い人がいないかを確認した。

 ぱしふぃっくびいなすは「日本クルーズ客船」が運航する日本有数の客船。2019年9月には坂井市の福井港を出発し、山陰を巡って敦賀港に帰着するクルーズ旅行にも使用された。

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