新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 中国政府の専門家グループのトップを務める鍾南山氏らは2月10日までに、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスへの感染が確認された患者1099人を分析した結果、ウイルスの潜伏期間は最長24日間に及んだとする研究結果を発表した。中国メディアが伝えた。

 鍾氏らの研究チームが9日に発表した論文によると、ウイルス感染が確認された際に発熱の症状があった患者は44%にとどまり、無症状で感染している事例が確認された。また、「スーパースプレッダー(強い感染力を持つ患者)」の存在も排除しないとしている。

 感染経路は、ウイルスが付着した物に触れた指から目や鼻、口を介した接触感染や唾液などを通じた飛沫(ひまつ)感染のほか、排せつ物からの感染の可能性も考慮する必要があるとしている。

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