福井県警本部=福井市大手3丁目

 2019年の福井県内の特殊詐欺被害は26件約1億1470万円(前年比約260万円減)で、統計上比較できる11年以降、9年連続で1億円を超えたことが福井県警のまとめで分かった。被害に遭った26人のうち、高齢女性が半数を超える14人だった。

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 県警によると、「訴訟を取り消すためにお金が必要」「有料サイトの料金が未納になっている」など架空の内容の電話やはがき、メールでだまされた「架空料金請求詐欺」が12件約9230万円で、被害額の8割を占めた。県庁職員をかたる男からの電話を発端に約4800万円をだまし取られた1人暮らしの70代女性もいた。

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 詐欺グループの「受け子」が、被害者宅を訪れてキャッシュカードを封筒に入れさせ、別のカードが入った同じ封筒とすり替える「キャッシュカード詐欺盗」は、18年の1件から6件に増えた。被害額の合計は約1490万円だった。

 被害者26人中19人が高齢者で、うち9人が1人暮らしだった。

 コンビニ店員や金融機関職員、家族らが声を掛けて被害を阻止したケースは、43件約2080万円分が報告された。

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