新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 中国各地で1月中旬以降、新型肺炎に関する不正確な情報やデマを発信して公共秩序を乱したなどとして、少なくとも325人が公安当局から処罰を受けていたことが2月10日分かった。公開情報を集計した中国の人権派弁護士が明らかにした。肺炎対応への市民の不満が高まる中、当局は情報統制を強めている。

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 弁護士によると、325人は肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大が明るみに出始めた1月18日から1週間半ほどの間に相次いで処罰された。

 会員制交流サイト(SNS)に「ウイルスは人民解放軍がばらまいた」「街が封鎖される」などと投稿したことが問題視され、刑事拘留や行政拘留処分を受けたという。

 習近平国家主席が肺炎対応を巡り「世論の誘導」を指示したことを受け、当局はSNSの投稿への監視を強化している。

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