ばけ縄漁で水揚げしたミズダコを持つ阪下さん(左)=2月7日午前8時20分ごろ、福井県福井市鷹巣沖

 福井県福井市の鷹巣沖で、ミズダコの「ばけ縄漁」が行われている。2月7日も、漁師たちが身を切るような海風の中、重さ15~20キロのミズダコ13匹を水揚げした。

 ばけ縄漁は鷹巣地区の伝統漁法で、1本の「幹縄」に長さ約30センチの「枝縄」を多数取り付け、産卵のため浅瀬に移動するミズダコを、枝縄先端に付けた釣り針でからめ捕る漁法。福井市によると、県内で唯一、和布町の阪下賢二さん(42)が受け継いでいる。

 阪下さんはこの日、仲間2人と午前7時に出漁、5日ほど前に縄を仕掛けた沖合の3カ所を回った。約500メートルの幹縄をたぐり上げると、枝縄に絡まったミズダコが次々に現れた。

 漁は3月上旬まで。阪下さんは「刺し身やしゃぶしゃぶが絶品」と話している。

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