【ゆるパブ】明日からの新しい働き方をつくれるか

こんにちは!ゆるパブメンバーのちばです。2020年1月18日、鯖江市公民館になんと!100名以上の観覧者が集まりました!行われたのは鯖江市の選べるワークスタイル推進事業として僕たちゆるパブリックが開催したその名も『THE STYLE』。鯖江市を中心に自由でさまざまな働き方を実践している8名が、どこかゆるく、聴けば本気な12分間のプレゼンテーションを披露したんです。「働き方」と聞くとどうしても「会社に出社して、定時に退社して、時に残業して、土日祝日は休み」というスタンダードを思い浮かべてしまう中、実践者のプレゼンテーションはそのスタンダードを打ち破り、なんとなく「私もやりたいことを仕事にしたい」と思う人の心を揺さぶった。のかも(笑)無職なのに忙しい女性や街を自由にデザインする東大卒自由人、高校生起業家や元専業主婦のハンドメイド作家など、一瞬「ん?」と思われるような経歴や状態でも、彼らは自分たちのスタイルを貫いているし、そのスタイルをベースに実際に働いているのです。なにがそのスタイルを作り出しているのか?どうしたら新しいスタイルを作り出せるのか?プレゼンテーションの中にはたくさんのヒントが隠されていました。

■働き方改革と騒がれる中で

昨今、“働き方改革”などと騒がれ働き方の幅が広がっているような環境になりつつありますね。ただ、幅が広がったとはいえ今まで慣れてしまった“すきじゃないけど生活のため”という働き方からはなかなか抜け出せるものではないし、抜け出すことが正解であるわけでもありません。その中でまず大切なことは“自分自身の人生の中で、どんな働き方ができてなにが自分に合っているのか?”ということを知ることかもしれないし、むしろ知らなければ何かをしようと一歩を踏み出すこともできません。実は筆者である僕も登壇した一人ですが、野球選手という子供の頃からの夢が途中で「やりたいことが必ずしもできることではない」ということに気付きました。しかもその経験は「諦めなければ必ず達成できる」という礎のようなものがガラガラと崩れ落ちた瞬間でもあったんです。「なんだよ!無理なもんは無理じゃん!」って気付いた。しかも30歳手前で(笑)一人目の登壇者は千葉県出身のフリーライターで農家の嫁という肩書きだけど、始めたことは貪欲な「1円から稼ぐ」ってこと。

「1円なんて拾えるじゃん!」なんて思えるけど、彼女はそこから成り上がった。京都大学出身で地域の未来をつくるビジョナリストは京都大卒→大手就職というものに違和感を感じて「ふつうそのままいくでしょ?!」と思われながらもそこから飛び出した。そんな“未知な世界”とか“わからない世界”にワクワクして飛び込むことを愛したからこそ、彼らには今があるのかもしれません。という言葉は、東大出身の地域おこし協力隊、自由人ディレクターのプレゼンテーションで紹介された言葉だったんだけど。彼はわからないものを愛した自分のスタイルに出会ったらしい(笑)慣れたものから何かを変えるのはしんどいこと。だけど、目の前にいた8人(僕も入ってる!)はそれをやってきて笑いながらその経験を話していただけに、妙な説得力があったんです。“分からないものを愛する”やりたくてもなかなかできないものだけど。すげーな。

■それでも実践している人の話を聴いて

できそうでできない。動けそうで動けない“自分だけのスタイル探し”。リアルに実践している人を目の当たりにすると「自分なんて…」となおさら否定的に捉えてしまう人もいるかもしれません。こんなプレゼンがありました。働き方の自由を提供する会社の代表は「迷ったらYES」という言葉を残し、日々の点を未来でつなげるというあのスティーヴ・ジョブスの言葉を引用していました。「迷ったらふつうやめるよね?!」って思うけど、彼は迷った時にYESと言い続けてやめない選択をしたわけです。

きっと、僕たち登壇者も目の前で聴いてくださった100名以上の人たちも、いつでも目の前がスタートラインだってことなんですよね。動くか動かないか?は本人次第だし、今この状況をどう意味づけするのか?も僕たち本人次第なのだと思います。そしてその今の点が線になり形になる。その自分自身に託された選択をする際、ヒントになるようなことを8名のプレゼンテーションは与えていたのだと思います。そして前に立った8名も100名以上の聴講者を通じて改めて自分たちのスタイルを確認しました。

■これからやってくる未知の世界でどんなスタイルでいくのか

コーディネータをつとめた慶應大学特任准教授などをしているプロデューサーの若新雄純氏は鯖江市にJK課という新しいスタイルを行政にもたらせました。「JKってなんだよ。ふつうそんなの行政にないよ」っていう疑問を超えて、分からないものへチャレンジした企画は国連で発表されるまでいったけど、決して最初から答えのあるものではなかったし本人曰く“答えなんかなくてもいい”もの。まずはやってみる。やってみて考えていく。そしてそれを新しくて独自のスタイルにできればいいし、合わなければやめればいい。そう思わせてくれるような、固いわけじゃなく、柔らかく背中を押されるような登壇者のスピーチだったような気がします。登壇した僕自身も背中を押してもらえた気分になったし。

新しい時代がきたけど力むことはないですよね。正解なんてどこにもないのだから。自分だけのスタイルを見つけられるようになればいい。そしてそれを自分自身で楽しむことができれば、それがまた誰かのスタイルのヒントになるのかもしれない。そう思うのです。8名のプレゼンテーションが誰かのなにかのきっかけになったら幸いです。そしてまた1つ、どこかに新しいスタイルが生まれることを楽しみにしています。

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【ゆるパブコラム】福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。ゆるパブメンバーを中心に執筆中。

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