物資補給のため横浜港に向かうクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=2月6日午前

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での新型コロナウイルスの集団感染で、厚生労働省は2月6日、乗客乗員約3700人のウイルス検査で新たに10人が陽性と確認したと発表した。神奈川県内の医療機関に搬送する。感染者は計20人となり、さらに増える恐れがある。新型肺炎の感染拡大が続く中国では、死者が500人超、感染者は計2万7千人超となった。

 【2月7日】クルーズ船、新たに41人感染

 クルーズ船は同日朝、食料などの物資補給のため横浜港に着岸した。

 厚労省は感染拡大防止のため、乗客らに対して最長2週間の船内待機を要請。船内で4日目となる検疫を実施しており、発熱などの症状がある人や、その人と長時間近くで過ごした濃厚接触者らからウイルス検査のための検体を採取した。これまでに102人の結果が判明、82人が陰性だった。

 他に感染者がいないかどうか検体を分析し、感染経路も調べる。重症化が懸念される高齢者や持病のある人も追加でウイルス検査をする方針。

 乗客らに対しては個室で過ごすよう求めているが、強制力はない。船内待機の最終日は19日になる見通しで、食料や薬の確保、健康管理などのケアが求められる。

 肺炎を引き起こす新型ウイルス感染は拡大を続け、日本国内で感染が確認されたのは45人。政府は、中国・武漢から邦人を帰国させるチャーター機第4便を6日に派遣する方向で、必要に応じて第5便以降も検討するとしている。

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