土田さんの顔の変遷をカレンダーにしたイメージ作品

土田さんが毎日撮影したセルフポートレートを、日付とともにロール紙に印刷した作品の抜粋。老化の変遷を読み取ることができる

 昨年12月で80歳になった。作品として面白くなるのはこれからだという。「撮影は終焉(しゅうえん)に向かって落ちていく自分を意識化する作業」。カメラと向き合う時間は、残された命を考える時間に。撮影に臨む意識は日に日に変わってきている。「あと何枚撮れるか分からない。1枚1枚を今まで以上に大切に撮らないと」

 3月1日まで。一卵性双生児の兄善太郎さんとその家族をモチーフに制作した作品「合わせ鏡」も同時に展示する。写真展は移転したギャラリーのこけら落としも兼ねており、8日午後3時からは写真評論家飯沢耕太郎さんとの対談、15日午後2時からは生物学者福岡伸一さんとの対談、22日午後2時からは土田さんによるポートフォリオレビューなど多彩な催しがある(いずれも参加費千円、予約制)。月曜、祝日休廊。

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