中国・武漢市で発生した肺炎の原因とされる新型のコロナウイルスの電子顕微鏡写真(中国疾病予防コントロールセンター、GISAID提供)

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、日本産婦人科感染症学会(事務局・神戸大学医学部産科婦人科学教室)は2月4日までに「重症化や胎児に影響が出る恐れもあるので適切な対応が必要」とする、妊婦向けの注意文をウェブサイトで公表した。

 妊婦や妊娠希望者に対しては、国内で大規模な2次、3次感染は発生しておらず、身近に診断が確定した患者がいなければ、感染する可能性は低く、中国でも妊婦の重症化や胎児の障害についての報告はないと説明。ただし、一般的に妊婦の肺炎は重症化の恐れもあるため、人混みを避け、マスクや手洗いを心掛けるよう求めた。

 一方で、医療機関での妊婦健診でインフルエンザなどに感染しないよう、妊婦用の待合室を設けたり、せきなどの症状がある人にマスクを着けてもらったりするよう、施設側に呼び掛けていると紹介した。

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